OM-10が故障してしまい直せなかったためOM-1へ部品を引き継ぎました。
どうもichirokuです。
先日所有していたOM-10が故障してしまいました。
自力で直そうとしたものの私の手には負えず……
泣く泣く諦めOM-1へ部品を引き継ぎ、OM-10は処分ということになってしまいました。
今回はOM-10への追悼の気持ちもこめて、この記事を書きたいと思います。
500円で買った部品取りOM-10が動いた
このOM-10は2023年にハードオフの青箱で見つけました。
値段は500円と激安。
外観は綺麗、プリズムも綺麗なままだったのですでに持ってたOM-1の部品取りくらいのつもりで購入。
しかし、帰って電池を入れてみると普通に動いてしまいました。
動くとなるとなんだか一気に愛着を持ってしまうのが私。
OM-1の部品取りはまた別で探すとしてこいつはこいつで使っていこうという気持ちになってしまったのでした。
旅行に持って行ったら不具合連発
購入してすぐ北海道に旅行に行ったのでその時、このOM-10を持っていきました。
そしたらまあ不具合連発でした。
まずはミラーの位置ズレ。
しばらく写真を撮ったあとレンズの距離指標と被写体の距離が全然合っていないことに気づきました。被写体までの距離が1mくらいなのにピント合わせるとピントリングの距離指標が3mくらいのとこにあってるんですね。
原因を探してみるとミラーのストッパーが曲がっていて、ミラーが本来の位置まで戻っていませんでした。
これに気づくまでに撮った写真は全てピンボケになったのは苦い思い出です。
しばらくすると今度は”シャッタチャージすると”露出表示が出なくなりました。
巻き上げると何故か通電しなくなり露出表示のLEDが光らなくなるという不具合。
これも旅行中に発生しました。
一応、シャッターは制御が効いて写真は撮れてました。
まあ、そんな不具合もありましたが「写真は撮れるし」と思って使っていました。
- ほぼオートで撮れる手軽さ
- ちょっとチープで可愛いい感じ
こういう点が結構お気に入りでしたね。
ついにOM-10完全に故障
そんなある日、写真を撮ってるとなーんかシャッター速度がおかしいことに気づきました。
夏の真っ昼間なのにシャッター音が”カシャン”じゃ無くて”カッシャン”と1/8秒くらいの音で鳴っており、「おかしいなぁ」と思いながら撮り続けているとそのうち電源も入らなくなってしまいました。
最初は電池切れを疑って交換したりしましたがうんともすんとも。
完全に故障してしまっていました。
お手上げ!私には直せない!
巻き上げたら通電しない、シャッター速度制御が効かないといったこれまでの症状から電気系統の接触不良が濃厚だなあと思い、分解してみました。
なんとなくすぐに直せるような気がしてたんですが、さっぱり原因がわかりませんでした!
たまーに通電するんですが特にきっかけもなく通電するのでヒントにもならず私の手には負えませんでした。
「どこが悪いんだ?」とどんどん分解を進めたところで「あ、これはもう戻せない」と思って観念することにしました。
OM-10すまない。
OM-1へ部品引き継ぎことにしました
冒頭でちらっと触れましたがOM-1も持ってます。
持ってるんですがこいつもジャンク。
写真撮る機能に問題はないものの、
お決まりのプリズム腐食とファインダーの接眼レンズのバルサム切れ
撮るときにちょっと気になる不具合のため常用しておらず、プリズムと接眼レンズを手に入れたら直そうと思っていたカメラです。
(というかもともとOM-10を買ったのはこのためだったわけです。)
このOM-1のためにプリズムと接眼レンズをOM-10からもらうことにしました。
OM-10のおかげでOM-1が復活
プリズムと接眼レンズをOM-10からOM-1へ移植し、OM-1が復活しました。
先日、奥さんの誕生日に「あべのハルカス」に行ってきたのでOM-1で写真撮ってきたりしてばっちり使っています。
ちなみに、OM-1の接眼レンズの交換ってあまり情報が無いですが、OM-10の接眼レンズとOM-1の接眼レンズ、形は違いますが付け替えて使えたことをここに報告しておきます。
OM-1の接眼レンズは2枚の貼り合わせ、OM-10は1枚のガラスでOM-1の厚い方のガラスくらいの大きさでした。
今後はOM-10も使ってるつもりでOM-1を使っていきたい
OM-10は見た目や手軽な撮り味がとても気に入っていたカメラだったので使い続けたかったですが、故障を直すことができず非常に残念。
ですが、部品を使ってOM-1が復活しました。
これからはOM-10も使っているつもりでOM-1を使っていきたいと思います。
今回は以上です。
ではまた!