宝の持ち腐れ

いろんな忘備録

ジャンク1250円!!オリンパス XZ-10を整備(分解清掃編)

1250円で買ったXZ-10は動作良好でした!…が!

絞ると影が映り込みます。

 

センサー掃除しても改善せず、どうもレンズのゴミが原因のようです。

開放で撮ればあまり気にならない程度なので割り切るのもありですが…

気になってしまうのが人情。ええーいやってしまえという気持ちでレンズ分解することにしました。

(ちなみに、掃除機で吸う方法も試しましたが効果なしでした)

分解の前に

本来であればオリンパスのサービスセンターに修理してもらうのが良いと思います。しかし、このデジカメ2013年発売と割と最近のデジカメですが、オリンパスの修理不可能機種になっておりもう修理を受け付けてくれないんですね。

なので自分でどうにかするしかありません!

それでは分解です。

(分解はさらなる故障や感電の恐れがあります。自己責任でお願いします)

殻割り

三脚穴のレンズ側のネジ以外の外から見えるネジをすべて外します。

USB端子のカバー内にも一本あるのでそれも外します。

全部で5本外し終わったら液晶側のカバーが外せます。

液晶上部側に爪がかかっているのでその辺りをうまいこと外すのがコツです。

カバーが外せたら液晶側カバーと繋がっているフレキ2本は外しときましょう。

(作業の邪魔なので)

レンズユニットの分離

まず、レンズユニット上部を横断しているフレキを抜いておきます。

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分解1

そして、銀色のプレートを外します。4箇所ネジで止まっているだけです。

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分解2

外せたら、さらにネジを外していきセンサーユニットとレンズユニットを分離します。

ネジが一本テープで隠れていますので注意。

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分解3


センサーユニットとレンズユニットが分離できたらレンズユニットのフレキを外します。(一番下)

その状態でレンズ前面から押し込むとレンズユニットが本体から外れるはずです。

センサーユニットは本体側に残しときます。

 

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分解4
レンズユニット分解

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レンズ分解1

※分解しながらできれば印を付けとくと戻すのが楽になると思います。

(自分はやらなかったので面倒でした…)

 

まず3本ネジをはずして一番後のレンズを外します。

(ワッシャーがあるので注意しましょう)

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レンズ分解2

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レンズ分解3

そのあとネジを一本外してフレキが繋がっているプレートを外します。

(シムが入っているので注意)

 

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レンズ分解4

次にモーターを止めている2本のネジを外してモータを外します。

モーターを止めている裏側はギアボックスになってますがそこは分解しないでいいと思います。

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ここは分解しない

で、こっから先はちょっと記憶が曖昧ですが、縦に長いギアを外してグリグリ動かしていけばレンズユニットを分解できるはずです。

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分解5

もうこの辺は実際のものを見ながら動き方を考えて分解しましょう。(投げやり)

 

ちなみに組み戻すときは動きを考えて組めば正しい組み方になるはずです。

間違った状態で組むことはできなさそうだったので安心しましょう。

 

ゴミの付いてたレンズが出てきたので清掃して…

組戻して…

おわり!

実写確認

ゴミの映り込みは消えました!

(そのうちなんか作例載せます)

 

おわりに

ということで1250円で購入したXZ-10は立派に復活しました。

 

ところでこんな分解したくないんじゃーって人はAliexpressで検索するとレンズユニットが4000円前後で売ってるのでそれを買っても良いんじゃないでしょうか。

レンズユニットごと交換の方がだいぶ楽です。

私も最初はユニット交換を考えていたんですが、失敗したら買えばいいかということで今回の挑戦をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンク1250円!!オリンパス XZ-10を整備(動作確認編)

オリンパスXZ-10を購入!1250円!

某フリマアプリを眺めていると以前から欲しかったオリンパスXZ-10が1250円で出ているのを発見!!!

動作未確認ジャンクということでしたがなんせ安いので速攻で購入しました。

今回はその状態の確認について紹介したいと思います。

オリンパスXZ-10ってどんなカメラ?

オリンパスから2013年2月に発売されたSTYLUSシリーズのデジタルカメラ

最大の特徴は焦点距離(35mm換算)26~130mmでF1.8~2.7という明るいi.zuikoレンズを搭載している点

有効画素数は1200万画素、センサーは1/2.3型CMOSセンサーとなっています

明るいレンズを搭載したオリンパスのカメラといえばその昔あったCAMEDIAの4桁シリーズを彷彿とさせますね。

現代に復活したCAMEDIAシリーズって感じなのでこのシリーズ使ってみたかったんですよ。(ちなみにXZ-1というXZ-10の前の機種も持っているんですがジャンクで買ったら壊れてて使えない状態でした。が、こちらも復活させたのでまた別記事で紹介したいと思います)

届いたブツを確認する

ということでウキウキで届いたXZ-10を確認します。

外観

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外観1

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外観2

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外観3

ボディや液晶に多少傷がありますが、使用の問題になるような不具合は無さそうです。

バッテリーボック

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バッテリーボック

バッテリーを押さえる爪が割れてしまっていますね。

ただ、バッテリー入れて蓋のロックを閉めれば使えるので良いでしょう。

レンズ

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レンズ

特に傷はありません。が、なんか大きなゴミが入ってました。

大きさはだいたい幅0.1mm長さ1mmくらいの黄色っぽいホコリです。

(写真撮り忘れててゴミ取り除いたあとの写真です)

臭い

ちょっとタバコのニオイがしてました。が整備した現在臭いはなくなってます。

 

ということで外観の状態は使用に問題はないかなといったところ。

では実際に動作させてみます。

バッテリーはついてなかったので手持ちにあるXZ-1のバッテリー(同じLI-50B)を使って動作確認。

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ういーーん

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動作良好

問題なく動作しました!

 

実写確認

動作確認できたので適当に撮影

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おお、ええやんええやん!

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ん…?

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なんかいるな?

 

どうも絞ると写真に影が映り込むようです。

センサーのゴミかレンズの大きなゴミの影響のどちらかだと思われます。

 

で、このあと分解してセンサーを掃除したんですが改善せず。

レンズ内部のゴミが原因だと確信しました。

ゴミは前から2枚目あたりのレンズについてるようです。

 

かなり面倒ですが分解して清掃が必要ですね。

次回はその対処を紹介したいと思います。