ジャンクコーナーにそいつはいた……
その日はフィルムで写真を撮ろうと思って出かけました。
手持ちのフィルムが無かったので、フィルムを買おうと思って某カメラ屋さんに入店。
ジャンクコーナーにそいつはいました。
私が買ったものの他にも7Dのジャンクが数台ありましたが、全て9,800円。
どれも結構酷使されたのがわかる傷つき具合ですし、「正直破格というほどでもないな」とは思ったんです。
思ったんですが、気が付いたらレジでお金払ってました。(意志弱い)
ああ、PENTAX17が遠のく……
目次
なんで買ったのか
Canonの一眼レフはすでにKissX5と40Dを持っていてどちらも良いカメラなんですが、
以前、修理したLレンズで野鳥とか撮りに行ったときに、「40Dの機能と操作性でKissX5の画素数のカメラがあればなぁ」と思ってたんです。
で、この7Dというカメラ。
ちょうど40D以上の機能と操作性でKissX5と同じ画素数なんですね。
以前からちょっと狙っていたのもあってつい買ってしまったのでした。
だれも今更このカメラのレビューとか興味ないかもしれませんが、2024年に2009年のカメラを使ったらどんな感想だったかレビューさせてくだせぇ。
レビュー
まずは手持ちカメラとの比較
機種 | 7D | 40D | KissX5 |
---|---|---|---|
発売年 | 2009年 | 2007年 | 2011年 |
画素数 | 1800万画素 | 1010万画素 | 1800万画素 |
画像エンジン | DIGIC4×2 | DIGIC3 | DIGIC4 |
AF測距点 | 19点(全点クロス) | 9点(全点クロス) | 9点 |
ファインダー視野率 | 100% | 95% | 95% |
ファインダー倍率 | 0.95 | 0.95 | 0.85 |
連射速度 | 8コマ/秒 | 6.5コマ/秒 | 3.7コマ/秒 |
液晶 | 3.0型/92万ドット | 3.0型/23万ドット | 3.0型/104万ドット |
質量 | 820g | 740g | 570g |
記録メディア | CFカード | CFカード | SDカード |
こうして並べてみると、まさに40DとKissX5のいいとこ取りして、さらに機能を高めたようなカメラが7Dであることが分かります。
連射速度8コマは速いですね。6.5コマの40Dと比較してみました。
EOS7D(8コマ/s)とEOS40D(6.5コマ/s)の違い pic.twitter.com/y9M5uMVtyL
— Ichiroku16 (@16ichirok) 2024年6月25日
その他色々見ていきましょう。
外観
まず目を引くのはストロボ上のテプラです。
「宇奈月」「トロスD」と貼ってあります。
ジャンク棚に並んでいた他の7DもトロスAとかトロスCとか貼ってありました。
何のことかわかりませんが業務で使われていて識別用に貼ってあったものでしょうか。
機材入れ替えで処分されたものが流れてきたのかな?
もしなにかわかる人がいたら教えてください。
次に全体の傷具合ですがところどころ擦れがあります。
傷で一番目立つのはストラップ金具のところ。
削れというかこれはもはや、えぐれ?一体何つけてたらこうなるんでしょうか。
まあ、撮影機能には全く影響ないので私は気にしません。
そのほかは大きな損傷もなく撮影に支障はありませんでした。
ファインダー
ファインダーは視野率100%で40Dより広いです。
ただ、私は体感的にはあまり大きな違いを感じませんでした。
大きく見やすいファインダーです。
ファインダー上にガイドを表示できたりして進化を感じます。
AF
AFの性能についてはまだ試せていないので何とも言えないのですが、
測距点が19点オールクロスセンサーでエリアAFが使えるので今から使ってみるのが楽しみです。
設定項目が大量にあるのですがこちらのCanon配布のPDFに設定が色々書いてあるみたいです。(1Dmarkⅲ用みたいですが設定項目は同じ)
地味に便利だと思ったのがピント位置調整(AFマイクロアジャストメント)。
すべてのレンズ一括だけでなく、レンズ毎にも調整可能で使いやすい。
こういうところが上位機種感あります。
操作性
操作性は基本的なボタン配置は40Dと大きく変わりがないため、違和感なく使えます。
この操作系には慣れているので快適です。
操作性とは若干違いますが、記録メディアがCFカードです。SDカードでは無いので注意。
こういうSDカードアダプタを使うのも手ですね
背面液晶
40Dのピントが合ってるのかすらよくわからない液晶と比較して、使い物になる画素数です。
モニターは固定ですので低い位置や高い位置での撮影は少々やり辛いです。
まあ、そこは7Dmarkiiでも変わってないので良いでしょう。
画質
まだあまり枚数を撮ってないので後で評価が変わるかもしれませんが、
KissX5と比較した場合あんまり大きな差は無いかなという気がしています。
解像感はありますが、わりとノイズが目立つ感じです。
RAW現像前提の運用になるかなーと今のところは思っています。
シャッター回数
この個体のシャッター回数がいくつか調べてみました。
調べるのに使ったのは「Canon EOS Digital INFO」というソフトです。
これによるとシャッター回数は81,800回でした。
ウン十万回とか出てこなくて良かった。
7Dのシャッター耐久回数公称15万回ですのでまだまだ使えます。
まとめ
いいところ
- ファインダーも良く、ボタン類が充実していて操作性が良い
- AF、連射は流石に上級機種で高性能
- AF微調整ができて便利
- 背面液晶が使い物になる(40D比)
悪いところ
- ノイズは多いのでRAW現像の手間がかかりそう
- CFカードなので人によっては面倒
ついつい買ってしまったEOS 7Dですが、まだまだ使えそうな個体で良かったです。
2009年発売ともう15年前の機種ですが、このあたりの機種から写真撮影の機能はほぼ完成されていますね。
ノイズが多い気がしますが、今まで使っていたkissX5と比較して大きく違うわけでもないです。
使っていて全然不満はありません。
個人的な結論は十分現役。
操作性がよく、十分な画素数なので、以前ジャンク修理した超望遠との組み合わせはばっちりです。
梅雨に入ってなかなか撮影には出かけにくい日々ですが、合間を見て使い込んでいきたいと思います。
今回は以上です。
ではまた!
……さて、ほんといい加減に機材を整理しないと。
作例
ちょろっと近所で試し撮りした写真を置いておきますね。
レンズは70-300mmf4-5.6Lです。
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