現像、それはフィルム撮ったら必要なこと
前回の記事で紹介したようにニコンF801を使ってからフィルム熱が再燃しています。そして、フィルムでの撮影には避けては通れないものがあるのです。
そうです。現像です。
ということで、今回は現像のお話。
前回のお話
2年間開封状態で放置した現像液
私のフィルム熱が前回燃えていたのは、およそ2~3年前。その頃現像の道具を揃えて一度現像に挑戦しました。しかし、その後パタッとフィルム熱が冷めてしまい現像とは疎遠になっていました。
前回現像したのが2年前くらいでした。つまり、現像液を開封して2年間放置してたということです。
「…これ、使えるのか?」
と思って使用期限で検索してみるとなんと私の持っている現像液「Adox Rodinal」は長期保存が可能で余裕で数年くらいは持つようです。実際に数年放置していたRodinalで現像されている方もいるようです。(なんと100年前の現像液で現像している例もありました!)
私がこの現像液を買ったときに保存性を気にして買ったとはとても思えませんが
「グッジョブ!」
と言っておきましょう。
現像方法は静止現像を試す。
使用期限について調べているときに参考にしたページで静止現像を試していました。
これが良さそうな現像方法だったので私も今回は静止現像を試すことにしました。
静止現像は2つ大きな特徴があります。
1.現像作業が簡単
通常のフィルム現像
現像液をタンクに入れたら1分間タンクをフリフリ、30秒待って30秒フリフリ、30秒待って30秒フリフリ…これを8分間継続します。
通常の現像は現像中ストップウォッチとにらめっこで正直あわただしい。
静止現像
現像液をタンクに入れたら1分間タンクをフリフリ、そして30分放置!、3回フリフリ、30分放置! 以上!
通常の現像に比べてかかる時間は長いんですが放っておけるのでその間ほかのことできて時間効率が良くて非常に簡単な現像方法です。
2.コスパが良い
通常の現像と静止現像で現像液の濃度を比べると
- 通常の現像 現像液:水=1:40
- 静止現像 現像液:水=1:100
と非常に薄い濃度で現像可能です。
これは私のタンクの容量300mlなら現像液が3ccで済む計算になります。
めっちゃコスパ良い!
実際にやった感じも私にあってる現像方法だなぁと思いました。
現像結果
ほんとに2年放置した現像液でもちゃんと現像できました。
静止現像も簡単で良い感じでしたのでこれからも静止現像でやって行こうかなと思っています。
以下、現像した写真です。
使用機材
- カメラ:Nikon F801
- レンズ:AF Nikkor 50mm f1.8 D
- Film:FOMAPAN200
モノクロフィルムは色がなくなって非現実的な感じがして面白いです。
まだまだフィルム熱高まってますのでちょっと長巻フィルムなんぞ買って手巻きをお試したいなーなどと目論んでます。
ではまた!